骨がズレるといっていますが、実際は脱臼のようにガクンと外れるような感じではありません。
左右筋肉の不調和や体の中の癒着等によって不整列がおきるという見方のほうが正しいかと思います。
人間は背骨だけで生きてませんから下半身の歪みが背骨に影響することもあります。土台が歪んだお家みたいなものです。
あと脳からの指令が間違って出ているとかもあるでしょう。
理由は様々なのですが、脊椎がズレて(みえる)身体は主に自律神経を介して体調不良に陥りやすいですし、ココをそのままにしておくとなかなか改善しにくいものです。
下記図のように脊髄神経の不調和は様々な症状に関係するといわれています。
まず筋肉のバランスを取ってズレを治しますが、手の届かない奥の方の癒着があったりした時はカイロプラクティックのスラスト(いわゆるポキポキする矯正)が有効です。
筋エネルギー
アクティベーターという器具を使った矯正
スラスト
ブロックテクニック
を主に使っていきます。
脊椎 | 関連器官 | 起こりうる症状 |
第1頚椎 | 頭皮、頭骨、脳、内耳、中耳への血液供給、交感神経系 | 頭痛、いらいら、不眠、鼻風邪、高血圧、偏頭痛、精神障害、神経衰弱、記憶喪失、嗜眠、慢性疲労、めまい、舞踏病 |
第2頚椎 | 目、視神経、聴覚神経、前頭洞、側頭骨乳様突起、舌、前頭部 | 鼻づまり、アレルギー、内斜視、聴覚障害、丹毒、視力障害、耳の痛み、失神癖, 失明 |
第3頚椎 | 頬、外耳、顔面の骨、歯、三叉神経 | 神経痛、神経炎、にきび、吹き出物、湿疹 |
第4頚椎 | 鼻、唇、口、耳管 | 花粉症、(鼻)カタル、難聴、アデノイド |
第5頚椎 | 声帯、頚腺、咽頭 | 咽頭炎、しゃがれ声、のどの痛み、扁桃周囲膿瘍 |
第6頚椎 | 首の筋肉、肩、扁桃 | 首のこり、上腕の痛み、扁桃炎、百日ぜき、 |
第7頚椎 | 甲状腺、肩の滑液嚢、ひじ | 滑液嚢炎、風邪、甲状腺異常、甲状腺腫 |
第1胸椎 | 手指、手、手首、前腕、食道、気管 | 喘息、咳、息切れ、手や前腕の痛み |
第2胸椎 | 心臓、冠状動脈 | 心機能障害、胸部の痛み |
第3胸椎 | 肺、気管支、胸膜、胸部、乳房、乳頭 | 気管支炎、肋(胸)膜炎、肺炎、うっ血、インフルエンザ |
第4胸椎 | 胆のう、総胆管 | 胆のうの障害、黄疸、帯状疱疹 |
第5胸椎 | 肝臓、太陽神経叢、血液 | 肝障害、発熱、低血圧、貧血、循環不全、関節炎 |
第6胸椎 | 胃 | 消化不良、胸やけ等の胃の障害、神経性胃炎 |
第7胸椎 | 膵臓、ランゲルハンス氏島、十二指腸 | 糖尿病、消化器の潰瘍、胃炎 |
第8胸椎 | 脾臓、横隔膜 | しゃっくり、抵抗力の低下 |
第9胸椎 | 副腎 | アレルギー、じんましん |
第10胸椎 | 腎臓 | 腎障害、動脈硬化、慢性疲労、腎炎、腎盂炎 |
第11胸椎 | 腎臓、尿管 | にきび、吹き出物、湿疹、おできなどの皮膚炎 |
第12胸椎 | 小腸、卵管、リンパ系 | リューマチ、腹部膨満感(ガス)、不妊 |
第1腰椎 | 大腸特に結腸、鼠径輪 | 便秘、大腸炎、赤痢、下痢、ヘルニア、過敏性腸症候群 |
第2腰椎 | 虫垂、腹部、上腿、盲腸 | 虫垂炎、けいれん、呼吸困難、アシドーシス、静脈瘤 |
第3腰椎 | 生殖器(卵巣、精巣、子宮)、膀胱、ひざ | 膀胱炎、月経痛、生理不順、流産、夜尿、勃起不全、更年期障害、ひざの障害 |
第4腰椎 | 前立腺、腰部の筋肉、坐骨神経 | 坐骨神経痛、腰痛、排尿痛、頻尿、背中・腰の痛み |
第5腰椎 | 下腿、足首、足、足指、土踏まず | 脚の血液循環不全、足首のむくみ、足首や土踏まずの衰え、足の冷え、こむら返り |
仙骨 | 腰骨、臀部 | 仙腸骨炎、脊柱の弯曲 |
尾骨 | 直腸、肛門 | 痔疾、(座った姿勢で)尾てい骨の痛み |
その他、例えば足の関節のズレから背骨の歪みがあったり、亜脱臼ともいえないほどの微妙なズレが肩・肘・膝の痛みになっていることもあります。
そういうものも診ていきます。
そういうものも診ていきます。