なかなかひと言でいい表せるものではありません。
できるだけ簡単に纏めましたが、更に詳しいことはブログなどでおいおい書いてゆきます。
自然治癒力
自然治癒力を高めるというより、自然治癒力を邪魔しているものを取り去るということを主眼においてます。
鍵となるのは 骨格・神経・筋筋膜・気血水 そして心。
これらのバランスを取り、流れを整えます。
骨格を整える
カイロプラクティック、オステオパシー、日本の整体。昔から骨格とくに脊椎の歪みやズレは万病のもとと言われてます。
脊髄神経は、体中に張り巡らされた神経の本管。歪みが起こると神経のネットワークがうまく機能しないと考えられます。
通信回線の混線や雑音が入るようなものでしょう。
私が自然医療に携わるきっかけがカイロプラクティックでしたので、やはり背骨はとても大切に考えています。
また、そこを調整することの大切さを実感しています。
筋肉を整える
私が学んだ手技はカイロプラクティックでも背骨以外にも目を向けるところでした。
そこで骨というのは骨だけで立つわけではなく、筋肉のバランスで骨の位置も左右されるという、よく考えれば当たり前のことに着目して施術していました。
ズレてる背骨だけグイグイ押してもダメよってことですね。
筋肉は伸びる↔縮む 緊張↔弛む がきちんと行われて、正常で適度な緊張状態を保っていることが大切です。
筋肉のインバランスがまたおかしな信号を発信して神経回路を狂わすこともあるわけです。
筋肉がバランスを取り戻せばある程度骨格は自然に戻るのです。
膜(筋膜)を整える
筋肉の調整を考えると筋膜ということにいきあたります。人の体はパーツごとに様々な膜で覆われています。ひとつひとつ丁寧にラップされてるかのようです。
骨膜、筋膜、~間膜、クモ膜下出血でいうクモ膜も膜の一つです。最大の膜は表皮、皮膚です。皮膚はまた最大の臓器でもあり、自律神経に大きく影響を与えます。
ガチガチの皮膚筋膜は、身体の動きを妨げちょうどきついコルセットしてるかのようです。
精神的にも休まらず休まらないからさらに固くなるのです。
皮膚を緩めるだけで症状が消えてしまう方もいます。
気・血・水を整える
筋骨格の調整をしてもまた直ぐ戻る現代人。どうしたものかと思っている時、膜の間を流れる血液やリンパ液などが問題なのではと思い至りました。
気は電磁波や赤外線的要素やもっと訳の分からないオーラのようなものも含みます。血は文字通り血液。水はリンパ液を含む身体の6割以上を占める液体です。
邪気(じゃき)・瘀血(おけつ)・水毒(すいどく)は、気・血・水が滞り体に良くない要素を持った状態です。東洋医学では滞れば「邪」で流れていれば「清」と考えます。空気や流れる川の水と同じです。
オステオパシーでも骨格を調整して新鮮な血液が流れることで病気は治っていくという意味の言葉があります。骨格と気血水は表裏一体なのですね。
心を整える
ストレスが病や体調不良の大きな原因なのは、もうみな知っての通りです。所謂ストレスもですが、人には体の癖と同じでいろいろ思いの癖があります。悲観的な思考だったり楽天的だったり、思慮深かったり直感派だったりと。
そこにいい悪いはないです。それによって助けられることもあれば損した感じになること五分五分でしょう。
しかし、身体の上ではその性質が行き過ぎることによってストレスのきっかけが出来、体調不良やそこからなかなか抜け出せない状態ということが起きます。感情を含めた精神や思いの癖、心全般のバランスをとることが肉体を整えることと同じくらい大切なことです。
この自然治癒力を阻む要素は、お互い影響しあってどこかが崩れても他に影響を与えます。
そして、限界を超えると身体に様々な症状として表します。
それも身体からのメッセージとも言えますが。
これらを身体の外から入れる刺激でまるごと診ていくのが肝心要であると考えます。